邦画

『ヴィジランテ』レビュー|正しさなんてどこにもない。それでも生きるしかない男たちの地獄

はじめに邦画には、ときどき観終わったあとに妙な疲労感だけを残していく作品があります。スカッともしないし、感動で涙が出るわけでもない。ただ、人間のどうしようもなさだけを延々と見せつけられて、「うわぁ……」という感情だけが残る映画。そんな作品の...
邦画

ディストラクションベイビー

殴ることでしか世界と繋がれない――『ディストラクション・ベイビーズ』レビューただ“暴力”を見せる映画じゃない映画って、観終わったあとに「面白かった〜!」ってスッキリする作品もあれば、「なんかヤバいものを見てしまった……」って感情だけが残る作...
サスペンス

ヴィレッジ

閉塞感が肌にまとわりつく――邦画『ヴィレッジ』レビュー|“普通に生きる”ことがこんなにも難しい世界はじめに最近の邦画って、派手な展開やわかりやすいカタルシスよりも、“息苦しさ”そのものを映し出す作品が増えてきた気がします。その中でもかなり強...
邦画

ハードロマンチッカー

『ハードロマンチッカー』は痛いほど不器用だった――青春でもヤンキー映画でも片づけられない“息苦しさ”の正体『ハードロマンチッカー』を観たあと、なんとも言えない疲労感が残った映画を観終わったあと、「面白かった!」とスッキリする作品ってある。で...
邦画

タイトル:静かに狂っていく復讐劇——『告白』が後味最悪なのに忘れられない理由

冒頭から“普通じゃない”空気が漂っている告白を観始めてまず感じるのは、「あ、これただのサスペンスじゃないな」という違和感。舞台は中学校の教室。教師が淡々と話し始める、いわゆる“ホームルーム”のシーンから物語はスタートするんだけど、その内容が...
洋画

タイトル:あの一言の衝撃だけじゃない——『シックス・センス』は静かに心をえぐる映画だった

「有名すぎるオチ」を知ってても楽しめるのか問題まずこの映画を語るうえで避けて通れないのが、「あのオチ知ってても楽しめるの?」問題。結論から言うと——全然楽しめる。むしろ知ってるからこそ面白い。シックス・センスは、“どんでん返し映画”の代表格...
洋画

タイトル:理解できた“気になる”が止まらない——『インセプション』は何度でも潜りたくなる映画だった

「夢の中に潜る」ってだけじゃ終わらない設定の面白さ最初に言っておくと、インセプションは“難しい映画”としてよく名前が挙がる作品。でも実際に観てみると、「難解」というよりは“情報量が多くて頭が忙しい映画”って感じでした。ざっくり言うと、人の夢...
邦画

タイトル:怖いのに目が離せない…映画『来る』は“人間の闇”が一番ホラーだった話

これは“よくあるホラー”じゃないと気づいた瞬間正直に言うと、最初は「また心霊系の邦画かな?」くらいの軽い気持ちで観始めたんですよ。でもそれ、完全に油断でした。来るって、いわゆるジャンプスケアで驚かせるタイプのホラーとはちょっと違う。むしろじ...
洋画

タイトル:極限の“縦社会”がえぐってくる人間の本性──映画『プラットフォーム』を観て感じたこと

ただの“グロい映画”じゃない、異様に刺さる設定久しぶりに、観終わったあとしばらく言葉が出なかった映画に出会った。それが『プラットフォーム』。一見すると「なんか怖そう」「グロそう」という印象が先行する作品なんだけど、実際に観てみると、それだけ...
サスペンス

タイトル:じわじわ来て、一気に刺す——「ゲットアウト」が“ただのホラー”じゃない理由

これはホラーだけど、それだけじゃないゲット・アウトを初めて観たとき、「あ、これ普通のホラーじゃないな」とすぐに感じた。もちろん怖いシーンもあるし、サスペンス的な緊張感もある。でも、それ以上に「居心地の悪さ」がずっと続く映画なんだよね。ジャン...